第二章 投資家として

第二章 投資家として

2.3.投資家として(ビナミルク株が20倍に)

ホーチミンで買ったビナミルク株が2000万円に—若き日の直感と、通訳との偶然の出会い—2017年、僕はホーチミンにいた。 まだ30代半ば、投資家としての輪郭はぼんやりしていたが、 「現地の空気を感じることが、価値を見つける第一歩」 という信...
第二章 投資家として

2.2.投資家として(失敗の記憶)

—数字に溺れ、生活を見失った日—投資家としての道を歩み始めた頃、僕はまだ“数字”に魅了されていた。 利回り、キャッシュフロー、ROI—— それらがすべてを語ると信じていた。 現地に行かずとも、Excelの中で未来を描けると思っていた。そんな...
第二章 投資家として

2.1.投資家として(言葉を覚え、土地を歩き、価値を見つける)

—言葉を覚え、土地を歩き、価値を見つける—投資は、情報の戦いだと言われる。 だが、僕はそれを信じていない。 本当に価値あるものは、数字の裏に隠れている。 それは、現地の空気であり、 人々の暮らしであり、 そして、言葉の響きだ。2010年、日...