1.12.旅の原点と人生の転機(12)

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「会社を辞めたわけじゃない。 役員になって、英語が必要になった。 でも、中途半端な学び方じゃ通用しないと思って、ここに来た」

もう一人は、外資系企業のマネージャーだった。 「英語はツールじゃない。 現地の人と対等に話すには、文化を理解する必要がある。 だから、まずは言葉から始めてる」

三人目は、すでに投資家として活動していた。 「英語ができれば、情報の質が変わる。 現地の空気を、一次情報で感じられるようになる。 それが、投資の精度を上げる」

僕は、衝撃を受けた。 彼らは、肩書きも年齢も脱ぎ捨てて、 ただ“学び”に向き合っていた。 そして、その姿勢こそが、彼らを“本物”にしていた。

若い留学生たちも、次第に彼らを見る目が変わっていった。 「すごい人たちだったんだな」 そんな声が、食堂の隅で聞こえるようになった。

僕は、その3か月間、彼らと過ごしたことで、 「学びに年齢は関係ない」 「本物は、静かに燃えている」 ということを、身をもって知った。

「投資とは、情報の質で決まる。 その情報は、言葉の壁を越えた先にある。 だからこそ、学び続ける者だけが、未来を掴む」

この体験は、僕の投資哲学にもう一つの軸を加えた。 それは、“学び続ける姿勢”だ。 そして、“見かけに惑わされない眼”だ。

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